Oceanチャレンジ共同開催団体
WWFジャパンとImpact HUB Tokyoは、ともに、ミッションを持って活動をするグローバルな組織であり、既にグローバルレベルでは、様々な都市で協働をしていました。お互いの専門性を補完しあって協力し、環境や社会の持続可能性を高める起業家たちを育てるプログラムを実施しています。
東京では、水産業のアドボカシーを専門とするWWFジャパンのチームと、起業家たちを育てることを行ってきていたImpact HUB Tokyoのチームが出会い、意気投合しました。私たちは、このプログラムを通じて、「起業家を支援すること」以外にも、「各地の起業家たちの眼を通じて、日本の水産業の実態を見つめること」、そして、「システム全体やバリューチェーン全体に影響を生み出すインパクトを狙うこと」を目指しています。
そのため、このプログラムは、プログラム実施に関わるすべての人たちに「学び」があるように設計されています。運営側だけでなく、メンターとして関わる専門家の方々や企業の方々、先輩起業家の方々にも、「現場から見える実態」を共に見つめる機会を持つことで多くの「学び」を共有し合えるように設計しています。この分野で重要な鍵となる人たちが、セクターを超えてお互いから「学び」をえて、それを協働しながら実践に移していくことが、私たちの期待するところです。
WWFは、100カ国以上で活動している環境保全団体です。地球上の生物多様性を守り、人の暮らしが自然環境や野生生物に与える負荷を小さくすることによって、人と自然が調和して生きられる未来をめざしています。
Impact HUB Tokyoは、株式会社HUB Tokyoが運営をする、社会的インパクトを生み出そうとする起業家やチェンジメーカーのコミュニティであり、欧州、北米、アジア、アフリカなど、世界約86箇所に存在し、のべ15,000人を超えるImpact HUBネットワークの一員です。2013年2月の開設以降、現在、160名を超える起業家、スタートアップチーム、企業内起業家、NPOリーダー、フリーランス、アーティスト、エンジニアなどが集まるコミュニティへと成長し、メンバー間のコラボレーションを生み出しながら今なお拡大を続けています。